マンションに比べると、一戸建てには修繕積立金や管理費といった維持費がかからない点が魅力の1つです。どちらもマイホームであることに変わりありませんが、マンションは住宅ローンが終わっても、所有している限り毎月数万円の維持費がかかります。しかし一戸建てにはそういった月々の決まった費用はありません。但しそれは、家を維持するための費用が全く不要という意味ではありません。

どんな家でもメンテナンスは必要であり、何もしなければどんどん老朽化していきます。一戸建ての場合、屋根や外壁は定期的に塗り替えをしなければなりませんし、家の中の設備にももちろん寿命があります。そういった費用は各自が積み立てておく必要があります。こう考えるとどちらも維持費はかかるわけですが、毎月強制的に払わされるか、自分のペースで積み立てられるかの違いがあります。

どちらが良いかは人それぞれでしょう。修繕は必ずしなければならないことですので、貯金が苦手な人は強制的に回収されるほうが良いかもしれません。しかし、一戸建ての修繕は、安く済ませることができます。庭の手入れや家のまわりの掃除くらいなら自分でできますし、屋根や外壁の塗装もやろうと思えば自分でできます。

海外ではそういった修繕は自分でするのがむしろ普通です。マンションの場合、管理や修繕計画は外部に委託しますので、どうしても高くなってしまいます。自分たちのペースで、予算の範囲内で、修繕を段階的に進められる、という点は戸建ての大きなメリットです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です