賃貸住宅に住んでいた家族が一戸建て住宅に引っ越しをする場合には、大きく分けて2つの選択肢があります。一つが新築住宅で、もう一つが中古住宅です。新築住宅と中古住宅の違いは言うまでもなく、誰も住んだことのない家かすでに人が住んだことがある家(あるいは建築して誰も住んでいない状態で1年以上が経過した家)の違いです。一戸建て住宅を購入したいという人のうち8割は新築の一戸建てを選びます。

その理由は、一つが値段が安いからです。もう一つは新築住宅は新しいけども中古住宅は老朽化が進んでいるという理由です。値段に関してはとても微妙な部分を含みます。例えば、都心部を離れた郊外の土地で、分譲の新築住宅が数十件売られており、下は1980万円で上は2980万円だったとします。

実は、その相場の土地の築浅の中古住宅は2200万円ぐらいの価格の物が意外と多いのです。これは、新築当時は2980万円だった住宅は新築で売れて、それから5年から8年ぐらい経過して中古住宅になると2200万円ぐらいになるのです。この場合、1980万円の新築住宅を選ぶかそれとも2200万円の中古住宅を選ぶかの選択で迷うはずです、おそらく1980万円の新築住宅は土地面積が狭い、南向きではない、ゴミ捨て場の隣の立地などその区画の中では何かと条件が悪いはずです。一方2200万円の中古住宅であれば、元の値段が高いため、築年数が経過していることを除けば立地は悪くはないはずです。

あとは、選ぶ人の価値観の問題になりますが、土地を重視するなら中古住宅を選ぶべきですが、建物の新しさを重視するならば新築住宅を選ぶべきです。

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